コンバンワ!
今週も大詰めですね。みなさんいかがお過ごしですか?私は気付いたらもう夜という1日でした。お疲れ様です。
さて、以前から「かっこいいなぁ」と思っていた有名人『白洲次郎』さん。最近、白洲次郎さんのよくいっていたという「プリンシプル(原則)」が自身にとっても大事だと感じるユッケです。
今回、「白洲次郎 占領を背負った男」を改めて(というか「ちゃんと」というか)読みました。
基本的に物語調に白州次郎さんの半生が語られていきます。
白洲次郎の物語は白州次郎だけでは造られず
この書籍のポイントはやはり、白洲次郎さんだけでなく、白洲正子さんや樺山愛輔さん、そして吉田茂さんや近衛さんなどの人となりも語られていたことです。次郎さんのエピソードだけを以前は拾い読みして「この人ぶれない人なんだろうな」と思ってたのですが、彼の周りにいる人物の人となりを知ることでより深く次郎さんのエピソードを捉えられます。
また、彼の生い立ちや家族についても語られています。
- 彼が母親を大事にしていたこと
- 心優しい兄の優しさや、その優しさから辛い思いをされた話 など
白洲さんの人生に影響を与えた家族に関する情報も丁寧に記述されてました。
父親や祖父の話なども読み応えありましたよ。
白洲次郎さんという人物がどのように半生を生きてきたかを知ることができました。
従順ならざる唯一の日本人 その心は優しさ
私の好きなエピソードで天皇のクリスマスプレゼントをマッカーサーに届けるときの話があります。
天皇のGHQマッカーサーへのクリスマスプレゼントを白洲次郎さんが届けに行くと、すでに別のプレゼントで机はいっぱいだった。「その辺の床に置いといてくれ」という言葉に「いやしくも天皇陛下からのプレゼント。床になど置くことはできない!」といい、マッカーサーに慌てて机を用意させたエピソードです。
これを私は勉強不足で、白洲次郎さんの性格を表した語り草なのかと思っていたのですが、実はその数日前に辛い経験をし、その上でのクリスマスだったことを全く気にしてませんでした。今回本当に勉強になりました!
白洲次郎を知れる良書です
白洲次郎さんのことを知るのにほんとうにおすすめです!
個人的に白洲次郎さんを示すキーワードで憧れたものを7つピックアップしました。
- 思い切りの良さ
- 相手に息つく暇を与えない男
- 一気呵成
- Mr.why?
- 口は悪いがさり気ない優しさ
- タフネゴシエーター
- カンのいい人
「白州次郎 占領を背負った男」著:北 康利
是非おすすめです⭐️
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