2017/2/25 良書「フリーエージェント社会の到来」を再読して

スキル

おはようございます!

今日は過去に読んだ良書の再読をお届けします!

「フリーエージェント社会の到来」(ダニエル•ピンク著 ダイヤモンド社)

これは数年前に所属したビジネス塾でオススメ図書として読んだものです。

本書は、労働のあり方について、「フリーエージェント」という形が増えているということを実際に著者が多数の話を集めてきて得た結論です。

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フリーエージェントとは?

今までは「雇用主」と「非雇用主」にきれいに線引きされてきました。しかし、現在はこの雇用主と非雇用主との線引きができなくなっているのだそう。
この労働のあり方を「フリーエージェント」と本書では定義してます。

なぜ生まれてきた

このような労働形態が生まれてきた背景は、いくつか言及してますが、僕的に一番ひびたのはエイブラハム•マズローの心理学的な見解です。

マズローは、人間の最もレベルが高い欲求に『自己実現』があるといっています。

それは、「自己の才能を活用し、潜在的な能力を開花させることへの欲求」だという。

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ただ、この欲求が生まれるには、生理的な欲求や生存の欲求などを満たしてからやっと生まれる。

生存の危機に脅かされることが昔と比べると減ってきて、いろいろなものが溢れている社会に存在する私たち、「生理的欲求を満たす」ことや「生存する」ということが満たされてきたわけです。

つまり、いま私たちは「自己実現」という欲求を感じずにはいられないフェーズにきていて、「自己実現」という欲求を満たす!ことを仕事に求めるようになったということです。

フリーエージェントにはいろんな形がある

フリーエージェントにはいろいろな形があります。

例えば、プロスポーツの自由契約選手はもっとも花形なフリーエージェントですが、組織に属さない/組織に雇われない労働者もさします。

個人事業主やユーチューバーやアルファブロガーもそうですね。

また臨時社員という形のものも含まれますが、フリーエージェントの人数はアメリカでは、今や4人に1人のフリーエージェントがいるらしいです。

フリーエージェントたちが感じたメリット

フリーエージェントになった人たちへのインタビューを多数しているが、それによるとフリーエージェントになったことによるメリットとして「自主性が認められたこと、難しい課題に挑戦できること、仕事を通じてなにかを学べること」なのだそう。

ちなみにこれは満足度の高い仕事の条件ともなっているそうです。

まとめ

フリーエージェント社会の到来、自分はフリーエージェントではありません。しかし、会社の肩書きではなく、自分の肩書きで人に信頼され相談されるように、フリーエージェントではなくてもエンプロイアビリティを育てて行くという視点がなければならないと再認識しました。

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組織だから役割だからではなくって、自分だから仕事ができたり、相談されたりしたいですねー。

最後に、この本を通して「大事なことは夢をもつことではなく、行動することだ」という言葉が心に響いてきた良書だとやはり思いました。

フリーエージェント社会の到来

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